東京20%

日頃からかわいく生きることを、私も自分の目標として掲げてみようと思う。これまでは割とそうだったけど、何も考えずに突っぱねてた方が何倍も楽だった。愛さない、認めない、変わらない方が失くさない、って大森さんが歌ってるけど、かなり一生懸命愛したし、認めたし、私も変わったからこそのこの虚無感なんだと思う。同じ事業部に配属された同期のことを、厚木の研修で同じ班だった人たちと同じようにまた一から仲良くするのはめんどくさ過ぎるし、多分会社もそんなこと求めてないので、また淡々と自分の生活と仕事のことを考えていくだけだ。彼氏を毎日愛でていたいけど、平日はなかなか会えないし、研修が終わって気後れしているので料理をする気にも全然ならないし、それもまー仕方ないよね。これまでは研修用の毎日をなんとか紡ぎ出していたのを、今度は配属用の毎日を作っていかなくてはならない。最初は何事も安定しないし、ここは甘んじて適当に元気に過ごせる方を単純に選んでいこうと思う。

大人になってからの友達は、関係が終わらないという母の一言が、とても印象的だった。さきちゃんともだいさんとも、ずーっと友達でいられるといい。さきちゃんは、私のことすごく好きって言ってくれるし、そんな女友達は初めてなので戸惑うこともたくさんあるんだけど、それでも他人が自分を求めてくれるのは本当に嬉しいことだ。私にとってもさきちゃんは特別だし、いつも生きるとはみたいな会話ができて、大事な大事な友達だ。だいさんは、一緒にカラオケに行ったときの楽しそうな顔が忘れられないので、研修として用意されていた毎日はもう終わりだけど、自力で私にとっての新しいだいさんを更新していこうと思う。私の不器用さが多少伝わったと思うし、何より本当に好きな音楽を私にも聴かせてくれた貴重な人だから、何が何でも仲良くしていたいな。

別れる前提で会った人なんか1人もいないし、今の私だからこそ、出会った人を大事にしていける気がする。そうじゃなければ本当楽だけど、私はやっぱりみんなのことを素直に愛していたいよ。ずっとそうしていたかったんだなっていうのを、最近わかった。

君に届くなの方がわかるくせに

願い事を願うことに慣れきってしまって、その願い事が、夢が、叶う瞬間、ものすごい恐怖に襲われるのです、って石井ゆかりの占いに書いていた。やっとやっと今週、配属先が決まって、いよいよ仕事が始まっていく。嬉しい、ようやく自分が思い描いていた会社員生活が始められて。でもここ1ヶ月、小学校並みの青春をもう一度味わった気がして、それに囚われてすぎて、明日が来るのをすごく怖がっている自分がいる。それは大学を卒業するときにも少し感じたような、ひゅんとした、ずっとずっとこの先も、自分の席は前から4番目の一番右側で、でもきっといつか、自分の前に誰が座ってたかとか、班の中で誰と一番仲良かったかとか、どんどんそういうの全部忘れていって、社会人然とした自分を想像するのが怖い。

今日は同期6人でカラオケに行って、その中にはだいさんもいて、入れる曲めちゃめちゃ選んでて大笑いした。少し申し訳なさそうな顔をしながら、私の数少ないオモテムキな持ち曲「名もなき詩」を先に入れられてしまって、いよいよ困った私は「今宵の月のように」を入れてなんとか乗り切ったりした。

だいさんは、配属されたら私のことなんて一瞬で忘れちゃうのかな… 私以上に音楽で誰かと仲良くなっちゃったりしたらどうしよー!!!もう気軽におすすめの曲を聞いたりとか、動画送ってもらったりとか、今鼻歌で歌ってたその曲何?って聞いたりとか、そういう楽しいやり取りがもう一生できないかもしれない… と思うともう寂しくて寂しくてしょうがないよ… 趣味が合う人なんかめったにいないし、どう考えてもどう理屈をこねても大事にしたい人だし、それにもうすでに一回2人で出かけたから、また懲りずにご飯とかカラオケとか誘ってみようと思う。

そう思うと、人間関係に関しては、私はもう十分過ぎるほど頑張ったと思う。仲良くし続けたい人とも関係が続けられそうだし、結構たくさんの人とお話しできたし、飲み会も割と参加したし。私は明日から何を糧に生きていけばいいんだろう、、、ってもうすでに壁にぶちあってる風なんだけど、まーそれも仕事人間の私ならすぐにお仕事モードに切り替えられると思うしね。なんとか今日まで、キツい通勤にもめげず、きちんと丁寧に毎日楽しみを見出して、やって来れた。ん、明日からもがんばろ。

高速のフラッシュ

機嫌がいい状態というのは、私も周りも幸せにできている気がするので、なんと最高なことだろうと思う。相変わらず感情の起伏は激しいし、感情がぐわーーーっと上がるとすぐ泣くけど、最近声を出して笑うことを心がけているせいか、何も考えなくても心の底から笑えることが増えてきたし、だから涙も楽しいと勝手に笑顔になるように感極まると勝手に流れてくるものなんだと折り合いをつけることにしている。

 

最近まつもとさんの態度がほんと謎。全然話しかけてこないくせに突然距離を詰めようとしてきてすごく面倒くさい。意味わからん。入社式のときに少し話した私の印象しか知らないくせに、会話も無しに来られても困るだけだよ、、、

 

土曜日の夜は、だいさんと焼肉を食べて、その後カラオケに2時間行った。しかもカラオケを提案してきたのは向こうから!!!!すごい親展!!!!

よくわかんないけど、音楽が好きな人って歌ってるときの方が心を開いてくれている気がする。カラオケって一緒に行った人によって歌う曲変えなきゃいけなくて大変だよねー、めっちゃわかるそれ!!歌いたい曲の歌詞確認してあーこの単語入ってるからこの人の前では歌えないなーとかあるよね!!、そうそう大人数のカラオケでもう何度すべったかわかんないもん…、夢中になって歌ってて周りみてあれ!?全然ついてきてないじゃんやばいミスった!!ってなりがちだよねー… みたいな会話を散々したあとだったから、2人で行ったときには好きなものを好きなように好きなだけ歌える時間にすることができた。あんなにキラキラした顔でそれはそれは楽しそうに歌う人、ほんとに母親以外で初めてみたから、私なんでも楽しく音楽聴ける性格で良かったなーってつくづく思った。前にさきちゃんを混じえて3人で行ったときより、かなり伸び伸び歌ってくれたんじゃないかなぁ。2時間だったけど、その間はお酒も飲んでなかったし、たばこを吸いに行くこともなくて、お互いの歌をちゃんと聞いて自分もちゃんと歌ってっていう、一番楽しくて有意義なカラオケでの過ごし方ができて、もう最高だった。趣味が合うってだけじゃなく、歌うのが好きっていうところもすごくいい。だいさんとはこれからもずっと友達でいられるといいなー!!

これで彼氏にカラオケを強要することもしなくて良さそうだし、この間フェスはすごく楽しく行けたから、なんかいい感じでわたしが一人楽しくなってきた。今日は彼氏と家で映画を見てのーんびり過ごして、夜はマックを食べて解散した。彼氏の前でぎゃーぎゃー泣いたり怒ったりっていうのが最近すごく少なくて、ちょっとずつ安定してきているのかもしれない。住む土地に慣れてきたというか、生活リズムに慣れてきたというか。ずっとこのままでいたいけど、水曜日からいよいよ配属なので、またいろんなバランスが崩れそうで怖い。それでも彼氏はちゃんと話せばわかってくれる人だし、落ち着くまで待っていてくれるので、大きな信頼感を持ってこれからも一緒にいられそうだ。

クソです。

ねばならない精神を捨てるというのはなかなか難しいわけで。私は全く強くもないし大人でもないし落ち着いてもいないし感情的になるしくよくよくよくよするし、だってしょうがないじゃんこの体この心で24年間生きてきたんだもーん、それでもやっぱりこの人ともっと話せば何か生まれそうだ!!!!という感覚の鋭さは、他にめったに見られないだけに根拠のない自信があって、それはまぁ単純に私が好きなだけなのかもしれないんだけど。それでもさー、やっぱさー、人間関係を一歩進めるとか本当に気になる人と会話をするとか、人間関係ってエネルギーの消費しかないじゃん。自分が思う気遣いと、常識とされている気遣いのレベルが全然違う。レベルというか方向?結局私はどうすれば良かったんだ?やらなかった後悔よりやった後悔というのはどんな場面にも通用しそうだ。通用するだろうしそれを肯定したいけど。7月の占いでは、愛し愛される、愛に報いる月だと書いてあった。今はまだ6月22日なので、全然7月じゃないけど、それはそういう風に都合よく受け取っても問題ないのだろうか。人を愛するのはめんどくさい。異性とか同性とか関係なく、お互いの立場や意気込みや呼吸をなんとなく相互理解していて、尊重し合う。そのなんと手間なことか。しかしだからこそ、「その人を心底愛した」ことになるのだと。思うようなやりとりにはならない。またラインのトーク画面をボロボロに壊してしまった。教えてもらったYouTubeのリンクが、情報の端に恥に追いやられてしまった。そんなことでぐちぐち悩んだり、ラインの文言で悩むのももう終わる。私は研修が終わって仕事が始まったら、かぐや姫が天の羽衣を被ったときのように、きれいさっぱり研修のことは忘れてしまうと思う。今、未来の自分が今大事にしていることをないがしろにして捨てていくのをみるのは、多分辛いことだと思う。その紙ぺら一枚でも、私はきっと何かの理由につけて保存しとこうと思ったのかもしれない。だからこそ、別にそんなのどうでもよくて、そんなことより仕事仕事仕事ってなる前に、私はただやり切りたかっただけなんだ。自分の心が反応したからには、力の限り愛情を尽くしてしまうのは仕方ないことだ。私はただ仲良くしたいだけで、ただ友達になりたくて、配属後少しでも覚えていてほしくて、私もいい思い出として覚えていたくて、それだけのために試みただけだ。大森さんがいう、死んだように生きたくないってのはもっと大きな話かもしれないけど、私にとって本当に生きるとは、傷を負ってでも欲しいものは手に入れるってことだと思うし、その姿勢の中に恋人がいるとか異性だとか関係なくて、ただの人同士のぶつかり合いで、それは冷静になればわかることなのでしょう。私は何も壊したくない。欲しいものは全部あるべき形のまま手に入れたい。幸せな勘違いの夢を見ているだけでもいいから。

おはぎ

研修もあと少し。座学は昨日で終わって、今日からは、研修総まとめの報告会の資料作成。私は研究はそこそこだったけど、パソコンを使うのはちょっと得意な気持ちがあるので、スライド作成の係になってみた。ショートカットキーをふんだんに使うことに憧れていたので、キー操作において他の人よりもちょっと詳しいことがわかった。タイピングも得意だし、初めてちゃんと班の中で役に立っている気がする。素直に嬉しかった。

報告会の資料作成のグループが、だいさんと同じなので、今日はたくさんお話できた。この間もらった音楽データの中で、バンド別でお気に入りの曲を何曲か教えてもらった。しかも手書きのメモで!!!ラインでも良かったのにわざわざ書いてくれて、しかもだいさんは字がめちゃくちゃ綺麗で、そんなメモをいただけるなんて、、、はわわ

配属されてからも、だいさんとは友達でいたいけど、どうしてもどう考えてもどう折り合いをつけようとしても、やっぱり彼氏を裏切ってるみたいな気持ちになるので、実際はなかなか難しそうだ。

先週一緒に行ったフェスでも、そんなの初めてだったろうし好きでもないだろうけど、一緒に手を上げて演奏を聴けた。多分、私に合わせようと相当頑張ってくれたんだと思う。「楽しみ方がわかってきた!!」って笑顔で言う彼氏を見て、趣味が合うからと行って次に行きたいフェスにだいさんを安易に誘うのはやめようと思った。だって今の彼氏のそのままで、私が好きな曲も一緒に楽しめたら、それが一番いいに決まってる。しかも大森さんのふとももまで触っておいて、次に誘うときに断ろうものならブチ切れそうだ…。

来週の中頃からは、全く知らない人たちと全く知らないことを全く知らないところで行なっているんだから、なんだか不思議でしょうがない。研修が終わるのは実際寂しいけど、それでもずーっとこのままというのは耐えられない。それでも、常に正直に、いつもの私のまま仕事で愛されたい。

 

悩んでるんじゃなくて、考えるのが好きなんです。

昨日のグループワークで初めて一緒の班になった男の子から、24年間生きてきて初めて、くまさんというあだ名をつけられた。私の苗字と名前の頭文字をひとつずつ取って、くまさん。これまでの私の人間関係の有り様からはとてもじゃないけど考えられないかわい過ぎるあだ名に、正直ものすごく恥ずかしかった…。

小学生の頃、男の子からいじめられていたので、完全に男性とは話ができなくなっていた。大学生になって、何年か振りに同年代の男の子と普通に仲良くなって、男の先輩からちゃん付けで呼ばれるのも、最初はすごく気持ち悪くて違和感があったけど、良い人もいたからそれも割とすぐに馴染んだ。

専攻が機械工学だったし、サークルも男性比率が高かったのもあって、これまでとは逆に、女の子とどう仲良くなっていいかわからなくなってしまった。大学時代を通して私は、映画とか音楽とか、キラキラしたものよりも、もやっとして生々しいものに好みが傾いていたので、趣味が合う女の子というのは完全に0。でもそれは、高校までも同じだったし、性別に関係なく、私が好きになるものが特殊過ぎるだけなんだと納得していた。

これまでのことを考えると、私は同期社員とかなり仲良くやれていると思う。変なあだ名を言われたり、3つ下の男の子にパシリ扱いされたり、「大人しくて真面目」以外の印象をどうしてもわかってほしくて、仲良くしたくて頑張った成果かなと思う。だいさんは、私の音楽の趣味をわかってきたみたいで、最近勧めてくるのは汚いパンクが多い。いやまぁ好きだけど、楽しいし、下ネタ笑えるし、そういうアルバムに1曲くらいたまに入ってるフォークっぽい曲もグッとくるし、でも仲良くなって1ヶ月経ってない人にそこまで趣味がバレてしまっていいのかな…と不安になることも少しはある。彼氏にもそこまでさらけ出してないのにな、音楽に関しては。

同期男性社員と仲良くなるにつれて、やっぱり私は男の子に生まれたかったかも、と思う。そういう、女という性別が邪魔みたいな感覚はこれまでもずっとあって、自分が女じゃなければここまで性差を意識しなかっただろうし、パンクのライブとか行ってもみくちゃになるのも平気だったかもしれないし。そもそも人間として生きていく中で、男の立場の方が楽に生きられるという側面は絶対に捨てられない気もするし。女扱いされなくても、結局性別は女だから、不自由することに変わりはない。そして私にとって女の子と行動することは、そうした方が周りが楽かなと思ってしまうからだ。圧倒的男性社会において、マイノリティはマイノリティで固まってた方がやりやすいだろうな、と変な気遣いから一緒にいることが多い。でも、80人中、女性は11人しかいないのに対して男性は70人いるんだから、仲良くなりたい人を探すなら絶対男の中から探した方が良くない?なんで女は女としか一緒に行動しちゃいけないんだ?私も男の子と普通に友達になって遊びに行きたいよ〜。そうは言っても私のコミュ力なんてたかが知れてるので、性別問わずそこまで仲良くなれる人も少ないけどさ… 

音楽好き

もう24歳なのに。23歳の夏休みよりも一つ年をとったのに。ちゃんと就職したのに。まだ眠れない夜があるなんてガキかよ。私は幸せなのに。幸せ過ぎるくらい恵まれているのに。まだ何か足りないものがあるとでも言うのかい。

音楽なんか音楽なんか音楽なんか。音楽が好き過ぎるから。音楽が好きな人に引き寄せられるのはダメなこと、だよなー