天井

振りかざしたわがままが愛すべき退屈を壊していく。コミュニケーションに勝ち負けを求めれば誰でも敵にできるし誰も生活を共にはしてくれない。BLに見出した人間愛には限界がある。男女の愛だって尊いほど純粋で人間社会に不可欠なものであることに変わりはない。自分の中にしかない精神世界と現実をどうにか手縫いで繋ぎ合わせてもどちらかに引っ張り込まれてバランスが取れない。人間の毎日は締切日に必ず更新されて次回につづくわけではないから、自力でその日の色を塗り替えていかないといけないね。どこにいてもあの人のいびきを聴き続けることはできるかしら。