東京タワー

半年間勉強を続けていた試験がやっと昨日終わったので、これまで使ってきた勉強道具を少し片付けた。解答速報の結果では、合格している予定だ。公式の解答ではないのでまだ少し不安は残るが、とりあえず一安心。公式で解答が発表されたら、自己採点してみて、本当にちゃんと合格しているようであれば、参考書などは一気に捨ててしまおうと思う。大学受験のトラウマから完全に離脱したとは言い切れない精神状態で受験したので、合格してたらすごく嬉しい。勉強がちゃんと実を結んで、また一つ自分を強くできたら、失われつつある自信を少しは取り戻せるかもしれない。

昨日と今日で一冊ずつ本を買った。読書は全くできていなかったが、久しぶりに文章を読んでみるとやっぱり楽しい。買った本は、雨宮まみの「東京を生きる」と、磯部涼の「ルポ川崎」。勉強が落ち着いたので、これからは自分の暮らしにちゃんと向き合おうと思って、この街を好きになるために買った二冊だ。

「東京を生きる」の著者、雨宮まみは、以前少しだけブログを読んだことがあって、その文章が飾らなくて素直で、これから40代に突入せんとする意気込みや、毎日の積み重ね方がすごく素敵だなと思って、ぜひ本も読んでみたいと前から思っていた。この「東京を生きる」は、前書きを読んで買おうと決めた。「雨宮まみ」の文字だけで手に取った本で、全くタイトルには目がいっていなかったのだが、その前書きには、地方から東京に移り住んで、どう東京に馴染んでいくか暮らしていくかということが書いてあって、今まさに私が知りたいことが前書きに触れられていたのだ。地方に住んでいた私が思い描いていた東京、今自分が神奈川に住んで頻繁に目にするようになった都会の風景、それらを自分の生活、人生にどう落とし込んでいくか、今の私には全く手がかりがないのだ。この本の前書きを読んだとき、その手がかりにこの本がなってくれるんじゃないかと期待して買った。

「ルポ川崎」は、私が今住んでいる川崎市について知りたくて買った。私は川崎に住んでいても、この先川崎市立の小学校や中学校に入学することは決してないので、ただただ暮らしているだけではこの街のことがわからないまま終わってしまいそうな気がする。きちんと馴染んで、地元民然とした顔ができるようになるには、あまりにも時間がかかり過ぎる。綺麗に整備された駅前くらいしか行かずに終わるにはもったいない、私が知らないこの街のリアルを住んでいるうちに知りたくて、読んでみようと思った。

 

彼氏は、積極的に同棲の話を持ち込んでくれるようになった。今週も迷惑をかけてしまったのに、優しい人だ。そんな彼の話を聞いていると、私はそろそろ本当に死ぬんじゃないかと思う瞬間がある。だってほら、ドラマに出てくるヒロインは、これから幸せな毎日を送っていこうねと恋人と約束をした次の日、不慮の事故とかで死にがちじゃないですか。同棲の実現はこれまでにない嬉しいことなので、逆に叶いそうなのがすごく怖い。叶いそうとは言ってもまだ何も現実的な準備は全く整っていないし、ただ私も彼も重要な試験が終わって少し同棲について考える余裕ができただけなので、まだまだ叶うかどうかはわからないんだけど。それでも、アパートやマンションの内見に行ったり、不動産屋さんのホームページ見てあーだこーだ言ったり、それを想像するだけでもかなり楽しそうだ。そんな楽しい日々が実現するなんて死にそう、、、 とりあえず今週もまた生きていけますように。