北風people

息抜きなんて意味わからんそのときそのときでやりたいことをやるだけだろ、って思ってたんだけど、知らないうちに寝不足が極まってたようで、出張から帰ってきた今日、ついに何に対しても1mmもやる気が湧かなくなってしまった。何もしたくない、が今一番したいこと状態に陥るのはすごく久しぶりで、どうしたもんかなぁと困る。とりあえず愛に溢れたものにしか触れたくなかったので、テレ東でやってた隅田川花火大会の中継の、みうらじゅんいとうせいこうの副音声を聞いて爆笑。好きなことを好きなように好きな人と話してるときの絶え間ない会話、生産性があってもなくてもお互いが楽しければそれでいいっていう、基本的な1対1のコミュニケーションをテレビとか関係なくそのままさらけ出して、しかもそれが内輪ネタじゃなく面白いって最高。みうらじゅんの一番好きなところは、誰かの人生のためにとか、何か明確な目的があるわけでもなく、とにかく自分の面白い話をたくさんしてくれるところだ。私はその人が自分のことを楽しく話してくれる人が大好きなので、みうらじゅんはまさに好きな人だ。感動を期待したり、励ましてくれることを期待したりするわけでもなく、ただただ話を聞きたいという欲求に素直に答えてくれる。なるほど、これこそが息抜きかーと思った。

新人だから当たり前だけど、会社に行けば毎日何かしら失敗する可能性が圧倒的に高くて、実際やらかしちゃうこともまーあるわけだ。その度、私は私を許さなきゃいけない。つまり反省をして、その上次に生かさなくちゃいけない。私が失敗して、それを上の人に報告すると、もちろん嫌な顔はされるけど、ちゃんとサポートしてくれる。そしていつの間にか解決している。私は私自身を許す前に、周りからすでに許されている。それはただ単に仕事なんだから、進めないとみんなが困るし、それがごく普通のことなんだろうけど、研究、バイト、音楽、色んなことにおいて基本1人でいることが多かった私にとって、その状況はかなりつらい。反省する暇がない。落ち込んで立ち止まることこそ、周囲への一番の迷惑になってしまうから、次どうするか次どうするか、を常に考える必要があるんだなーということがわかってきた。

ただそれが、やっぱりどうしてもきつい。考えてみれば配属されてまだ1ヶ月弱だし、全然焦る必要もない。でも、それでも、ちゃんとしたい、が続いて、今の何となく落ち込んだ状態になってしまったのかなぁと思う。みうらさんやいとうさんをみてると、早くこんな大人になりたいと思うけど、みうらさんは今年還暦で、私より3周りも上で、私がせっかち過ぎるだけなんだなーと思い直した。勉強しなきゃとか、自炊しなきゃとか、ジム行かなきゃとか、色々あるけど、まずは寝不足を解消するぞー。