大和

昨日楽しいことを日記に書いていくことにしたはずなのに、結局ぐちぐちと暗い気持ちを吐き出してしまったので、今朝改めて最近の楽しかったことを書いてみる。

 

一昨日と昨日は、三重県に会社が担当している現場の見学に行った。先輩社員の方が現場の所長さんになっていて、私の会社が元請けに近い立ち位置にいることがよくわかった。

同じ班のだいさんという人がいる。だいさんは大森靖子が好きで、それを知ったときはもう嬉しかった。他にもはっぴいえんどとか、斉藤和義とか、とにかく邦楽に詳しい人で、話しててとても楽しい。私の目の形が好きだと言ってくれた。外見で褒められることはまず無いので、なんか普通に照れた。昨日はMOROHAの話をした。私はYouTubeでPVをずっと見てて好きだったんだけど、金欠のせいでアルバムを一枚も持っていなかった。だいさんは音源をほぼ全部持ってるそうなので、今日はUSBを持って行って音源をもらうのだ。教えてもらった銀杏のアルバムも超超良かったし、だいさんには他にも色々音楽を教えてほしい。

あとは、今日鳥羽市にある江戸川乱歩館に1人でいってみた。観光地らしい海沿いの道から少しそれて、静かな道をひたすら奥に進んで行くと、「江戸川乱歩館」という看板を掲げた古い家を見つけた。残念なことに「閉館」と書いてあったがなぜか入口が開いていたので、入ろうか迷っていると、となりの建物から怒ったような顔をした怖いおばあさんが出てきて、私の目の前で唾を吐いたあと、「なんや姉ちゃん」と話しかけられた。めちゃくちゃ怖かったけど、江戸川乱歩館は開いているのかと尋ねると、開いてないと言われた。その後特に怒られることもなく、おばあさんは家に入っていった。それでも入口が開いていたので、鳥羽市に来ることももう一生無いかもしれないし、思い切って入ってみた。すると、気のいいおじさんが出てきて、「さっき観光館に電話されましたか?見にきたいというお客さんがいると聞いて、開けにきたんです。」と言われた。多分それは私のことでは無いけれど、幸運なことに入ることが出来た。おじさんはとても親切で、その建物の元の持ち主である岩田さんと乱歩とのつながりや、乱歩の奥さんのことについて色々教えてくれた。乱歩が好きな親に連れられてきた子供たちが退屈しないように、名探偵コナンの漫画を置いてると言っていた。ちゃんと皆に楽しんでもらえる工夫をしているところが素敵だ。最後は、館の主人が集めていたオカルト感満載のおもちゃ部屋に案内してくれて、音で反応するおもちゃをたくさん動かしてくれた。入れたのもラッキーだったし、そこにいる間の30分間は非現実の世界に浸ることができて本当に楽しかった。

 

泣き過ぎてまぶたがパンパンで、今は窮屈な電車の中でこれを書いている。ブログに自分の体験を詳しく書いたことはあんまり無かったので、記憶を掘り起こすのは案外いい気分転換になるのかもしれない。今日も楽しいことがあるといい。