あかふく

彼氏から、毎日楽しかったことを日記に書いたらどうかと提案された。それほど、今の私の自己肯定感は低いらしい。自分ではその意識は全くないのだ。ただ、職場の同期と1泊2日共に行動しているうちに、普段の自分を殺し過ぎたようだ。だって、いつもの自分から遠ざかるほど皆の輪に入れる気がするんだ。だから、ハキハキした話し方、明るい笑い方をするほど、やっぱり素の私は根暗で誰とも仲良くできない人間なんだということを、人とうまくやればやるほど実感する。

そして、素の私で付き合っているはずの彼氏とはうまくいかない。今日は、待ち合わせ場所の指定の仕方で私が怒り過ぎてしまい、いつも通り収拾がつかなくなってしまった。またこれだ、会う前に不機嫌になるやつ。そろそろ私は、自分の中から湧き出す感情にまで疑いの目を向けなければいけないのだろうか。素直に自分の感情に従えないのはつらいことだ。毎回毎回、ただ楽しみなままの気持ちで会って、また会おうねの気持ちでさよならしたいだけなのに。そんな簡単なこともできないのに、今後共有するものがどんどん増えていったらどうなってしまうんだろう。本当は同期なんかどうでもいいのだ。仲良くすることも一つの仕事だから割り切れているだけであって、本当は彼氏や母と仲良くすることが最優先事項なのだ。そういう風に考えられる自分でいたいし、そういう生活がしたい。それが叶っていないのが、ものすごくつらくて悲しいのだ。

そんな私に、母はCDラジカセを、彼氏は楽しかったことを日記に書くことをすすめてくれた。2人とも、私のことをすごく考えてくれるし、愛してくれる。自分にとって有益がどうかを吟味する前に、私をよく見ていてくれる2人が提案しているのだから、きっと私には必要なことなのだ。吟味できるレベルに私はいないのだ。少しづつ自己肯定感を上げて、安心感を持ってもらえる人間になりたい。