紫ピクミン最強説

大人になったら仕事を一生懸命やりたい=趣味を持たないつまらない人 という方程式は一体どういう思考回路の結果そこに行き着くんだろう?といつも不思議だ。大学生は当たり前だが仕事をしてお金をもらうことの実感を得る機会がない。学生アルバイトを募っているようなよくある飲食店はアルバイトのサークル化を黙認しているところばかりで、実際は多分そうしておいた方が連絡やらシフト調整やらが何かと楽だから敢えてそうしている部分もあるのだろうけど、もっとドロドロした人の営みと自分が与えられた仕事との関係を肌で感じるような経験はそんなチャラチャラしたバイトをしただけでは得られるはずもない。仕事をするということがいかに人の人生を左右することか、それゆえにどれほどお客さんのことを想像して考えなければならないのか。そしてそれだけ自分の仕事は人の役に立つ意味のある仕事だということをきちんとわかった上で働いたいる人は、今の社会人にもそう多くはいないような気がする。私だってもちろん会社員の経験はゼロだが、このことは物事の目的から人間関係を差し引いて初めて見えてきたことだと思う。会社で親友を見つけたいだなんて、目的の勘違いにも程がある。